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見えないはずの色が見えるのはなぜ?


 視野の周辺で、見えないはずの色が見えるのはなぜ?


 Dr.T網膜には、「錐体(すいたい)」と「杆体(かんたい)」の
2つの細胞(視細胞)があります。
錐体は明るい場所で、杆体は暗い場所で働きます。
そして、錐体だけが視力や色の見え方に関係します。
錐体には赤錐体、緑錐体、青錐体の3つがあり、
これらの働きで色を判別しています。
暗い所で杆体だけが働いているときには、
物はぼんやりと見えますが、色はついていません。

錐体は眼底の中心の黄斑部にたくさんあり、
眼底の周辺には色が判別できない杆体だけがあります。
《下の左図を参照》
眼底の中心では視野の中央部を、眼底の周辺部では視野の周辺部を見ています。
そこで、視野の周辺部では、本当は色が見分けられないことになります。
実際に実験をしてみると、視野の周辺部では物の見え方はモノクロになります。

それなのに、私たちが日常生活のなかで見る物や風景には、
視野の周辺部にもきちんと色が付いているのはなぜでしょう? 
実は、本当はモノクロでしか見えていない視野の周辺部を脳が補うことで、
あたかも色があるように見せていると思われます。

同じような現象は、視細胞と脳とを結ぶ神経線維が集まる視神経乳頭という部分にもあります。
《下の右図を参照》
ここには視細胞がありませんので、視野の中央付近に本当は見えていないところがあるのです。
この部分を"マリオット盲点"といいます。
しかし、私たちの見ている視界には、見えていない部分はありません。
これも、本当は見えていないところを、脳が補っていると考えられます。


錐体と杆体の分布図