楽天市場コンタクトレンズ


よく誤解されるコンタクトとケア


 よく誤解されるコンタクトとケア


1. エア オプティクスは開封後、最長で14日分使うことができるので、
  週2回しか使わなければ7週間使える


2週間交換レンズは開封して14日分=14回分使える、というわけではありません。
一旦開封したらレンズを使っても使わなくても、
15日目には新しいものに交換する必要があります。
「週1回くらいしか使わない」という方は、
2回だけしか使わなくても2週間たったら捨てなければなりません。
このような使い方をする方は、一日使い捨てレンズの方が経済的であると言えます。


2. デイリーズ(一日使い捨て)を装用する前に落とした場合、
  クリーナーでよく擦り洗いしてから装着すること。


これは実際によく行われているのではないかと思いますが、間違った使用方法です。

一日使い捨てレンズはレンズケアをして使用することが認められていませんから、
レンズを洗ったり消毒したりすることはできません。
つまり、一度ケースから出してつけたら、外した時点で廃棄しなければなりません。
ケースの中は滅菌されて清潔ですから、装用前に洗浄する必要はありません。

それではつける前に間違って落とした場合はどうするのか、というと、
やはり洗って使用することはできませんから廃棄しなければなりません。

もったいない、という気もしますが、以前一日使い捨てレンズで
深刻な眼感染症が学会報告されたことがありました。
当初は一日使い捨てレンズであったため感染経路がわかりませんでしたが、
調査の結果、病原生物は洗面所のシンクから発見されました。
落としたレンズをそのまま使用したために、
シンクにいた微生物がレンズに移り、感染症をおこしたということです。
これでは最も安全であるはずの一日使い捨てレンズでも
かえって危険ということになってしまいます。

一日使い捨てレンズではレンズケアはできないこと、
落としたりした場合は使用せずに捨てなければならないことを覚えておきましょう。


3. 乱視がある場合、ハードコンタクトレンズを使った方が視力は良い。

乱視には角膜(くろめ)の表面の歪みによって起こる角膜乱視と、
目の奥にある水晶体の歪みによって起こる水晶体乱視があります。
視力検査で測定される乱視はそれらを合わせたもので、全乱視と言われます。
これが眼鏡で矯正する乱視になります。
ハードコンタクトレンズは固いためにレンズが角膜に乗っても
その形が角膜の形に沿って変わることがありません。
乱視は角膜の歪みによって起こりますから
角膜の歪みがコンタクトレンズの球面に置き換わることによって矯正されるのです。
従って全乱視の殆どが角膜乱視である場合は良好な矯正視力が得られます。

しかし、一方で水晶体に乱視がある場合、
通常の球面ハードコンタクトレンズでは矯正できません。
一般に角膜乱視と水晶体乱視は軸度が直行していて打ち消しあうため、
片方のみを消すと片方が顕在化することがあり、
ハードコンタクトレンズをしたらよけいに乱視が強くなったということもあります。
(これを残余乱視といいます)

全乱視をきちんと矯正するには乱視用のコンタクトレンズ
(注 ハードトーリックCLを含みます)を使用する必要があります。
乱視用コンタクトレンズはトーリックレンズと呼ばれ、
ソフトとハードがありますが、最近は酸素透過性が高く使いやすい
シリコーンハイドロゲルタイプの乱視用レンズが増えてきています。

このように一口に乱視、といってもさまざまなタイプがありますから、
乱視があるからハードレンズ、とは簡単には言えません。
まず眼科医を受診して、乱視の種類と適切な矯正方法を判断してもらうことが必要です。


4.レンズの種類を変えたいが、今の度数でよく見えているので
  通販で同じ度数の違うレンズを注文したい。


コンタクトレンズと眼鏡の度数(強さ)は、同じディオプター(D)という単位で表示されています。
そのため、"数値が同じであるなら同じ視力が得られる"とよく誤解されます。
コンタクトレンズの場合、視力矯正はレンズの度数のみではなく、
レンズと眼の間に出来る"涙のレンズ"と
コンタクトレンズ自体の度数の合計によってなされるため、
矯正視力はレンズの材質や形状、カーブなどの規格の違いによって左右されます。
つまり、同じ度数のレンズを装用したからといって同じ視力が得られるとは限りません。
また、これらに加えてレンズの厚さなども関係してきます。

コンタクトレンズが自分の眼に合っているかどうか、というのは
自覚的な装用感や見え方だけでは正確に判断できないものです。
自分でよく見えるから調子がいいと思っていても、実は過矯正になっていたり、
装用感がいいと思っていたら
レンズが眼に張り付いて動かなくなっていた、といったこともあります。

また、ソフトレンズの場合汚れたり乾燥したりすると含水率が減少してレンズが縮んだ状態になり、
本来の度数が出ずに見え方が悪くなることがあります。
だからといって度数を自己判断で強めたりすると
本来の度数より過矯正のレンズを選ぶことになり、
頭痛や肩こりの原因になることもあります。
このように、眼科医の診断なしにレンズの種類や規格を勝手に選んで購入するのは、
かなり危険なことだと言えます。


5.視力が同じなので友達のカラーレンズを借りて使った。
  きちんと洗って消毒したので問題ない。


まず、仮に洗浄や消毒が十分であったとしても、他人のレンズを借りて装用することは危険です。
視力が同じであるからといって、矯正に必要なコンタクトレンズの度数が同じになるとは限りません。
それだけではなく、レンズの形状や材質が眼に合っているか全く分からない状態で、
検査以外の目的でレンズを装着することは危険です。

コンタクトレンズは高度管理医療機器ですから
自分で使用するレンズを他人に貸すことは、たとえ好意であっても
薬事法違反、医師法違反などに問われる可能性があります。
度無しカラーレンズの場合、これまで特に規制がなく販売されていたため、
ユーザーの中には化粧品等と同様に考えて買ったり交換したりする人が多いようですが、
カラーレンズでも視力矯正用レンズでもコンタクトレンズを装着するリスクは変わりません。

コンタクトレンズの貸し借りは絶対にすべきでありません。


6.O2オプティクスを連続装用しているが、
  レンズを外すと捨てなければならないので、
  できるだけレンズを外さないようにして使っている


O2オプティクスは長期連続装用が可能なコンタクトレンズとして開発され、
世界各国、そして日本でも最長1カ月の連続装用が可能な製品として販売されています。

連続装用するには医師の判断・指導が必要なのは当然ですが、
O2オプティクスは連続装用だけではなく、
夜寝る時は外してレンズケアをする終日装用という使い方もできるレンズです。
レンズを外したからといって捨ててしまう必要はありません。
レンズケアをすることで再使用が可能です。

また、「最長1カ月の連続装用」とは、1ヶ月間レンズをつけっぱなしで我慢することではなく、
「どんなに長くても1か月以上の連続装用はできません」、という意味です。
通常は終日装用し、たとえば、海外旅行に行く時だけ機内で連続装用、
あるいは仕事上仮眠が必要な職業の方が
仮眠をとる際に連続装用といった便利な使い方が可能です。

しかし前述したように、連続装用をしたい場合は事前に必ず眼科医に相談してください。


7.検診の時、レンズを1週間で交換するようにドクターから言われたが、
  箱には2週間交換と書いてあったので、
  もったいないので2週間で交換している。


2週間交換や1か月交換のコンタクトレンズの使用期間は、
それぞれ最長で2週間、1か月という意味です。
誰でもこの期間使用できるわけではなく、
眼の状態や体質(アレルギーなど)によって変わります。

例えばレンズの汚れやすさは使用者の涙の量や質に左右され、
花粉症の時期などには早目にレンズを交換しないと調子が悪くなる人もいます。
ですから処方を受けた際に医師からレンズの交換期間や使用方法を指定された場合は、
たとえ製品に記載された期間より短くてもレンズを交換しなければなりません。

勿体無い、という感覚があるようですが、コンタクトレンズを安全に使用するには、
医師から指導された使用方法を守ることが最も大切です。
レンズの交換期間だけではなく、一日の使用時間や
レンズケアの方法などに関しても友人や家族などの使用経験などで判断せず、
医師の指導に従って正しく使用することがトラブルなくコンタクトレンズを使用するコツです。


8.くもって見えるがレンズを外して確認しても
  レンズはキレイに見えるのでそのまま我慢して使っている。


コンタクトレンズと眼鏡の大きく異なる点の一つが、
コンタクトレンズは必ず濡れた状態で使用する、ということです。 
コンタクト=接触という意味ですから"くろ目"(角膜)に直接装着しますが、
だからといって本当にレンズが柔らかい"くろ目"に直接くっついているわけではありません。 
レンズは目の表面を覆っている涙の中に浮いている状態です。
ですから、なんらかの原因で涙が減ったりすると
レンズが"くろ目"に触れることになり、違和感や乾燥感、痛みがでてくるわけです。 

コンタクトレンズを外してそのまま観察してみると、当然濡れていますが、
この状態ではレンズが本当に汚れているのかどうかを判断するのは難しいのです。 
多くの場合、汚れの主なものは自分の涙の成分であるタンパク質や脂質ですが、
これらがこびりつくと洗っても落ちにくくなり、くもって見えるようになります。
しかし、涙で濡れた状態のレンズを肉眼で観察しても汚れているようには見えません。

レンズが一見キレイに見えても自覚症状では、
くもって見える場合は、そのまま続けて使用するのは危険です。 
汚れたレンズは水となじみにくくなり、
くもるだけではなく目を傷つけることもあります。 
一旦こびりついてしまった汚れは強力な洗浄液を使って洗浄するか、
レンズを新しいものと交換する必要があります。 
自己判断せず、必ず眼科医に相談するようにしましょう。


9.クリアケアで消毒する前にワンボトルタイプの消毒剤(MPS)で
  よくレンズを洗うとより清潔に使える。

 
クリアケア高い消毒効果と消毒後の良好な装用感で
好評のクリアケアですが、
過酸化水素消毒剤はそのまま手指につくと
しみたり手が白っぽくなったりするため、
MPSのように消毒液で
擦り洗いをすることができません。
そのためレンズをより清潔に使用したい、
という方の中に、
MPSでレンズを洗浄、すすぎをしてから
そのままクリアケアに入れて、さらに洗浄・消毒をする方がいるようです。

レンズケアの方法としては決して悪くはないのですが、
製品の特性上、これはあまりお勧めできる方法ではありません。
クリアケアは専用の中和ディスクのはたらきで
過酸化水素を水と酸素に分解しますが、この時に酸素の泡が沢山でてきます。
泡というものはその液体の粘り気(粘度といいます)が強ければより泡立ちがよく、
できた泡が消えにくくなります。
一方、殆どのMPSには洗浄成分として界面活性剤が添加されています。
通常この界面活性剤は高分子であるため(低分子だと刺激性がある)、
液自体が多少ぬるぬるします。
これがレンズにたっぷりついた状態でクリアケアに入れると
その成分がクリアケアの成分と混ざりあい、クリアケアの液の粘度も増加します。

その結果、中和時にでる泡が通常より大きく、そして泡立ちが激しくなり、
さらにできた泡がなかなか消えない状態になります。
するとカップの蓋にあるガス抜きの穴から消えない泡がそのまま出てきてしまい、
その結果カップのまわりに液が漏れだすことになります。
ひどい場合は中のレンズに十分液がかからず、乾いてしまうこともあります。

クリアケアを使用する場合のこすり洗いはソフトウエアプラスなどのソフトレンズ用保存液か、
界面活性剤の含まれていないMPSを使用するようにしましょう。