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屈折異常


 視力について


離れた2つの点を2点として認識する能力を視力といいます。
視力は、識別した2点と目をそれぞれ直線で結んだときの角度(視角)で表します。
国によって、視力の表し方は違いますが、
日本では視角の逆数を小数で表示する小数視力が採用されています。


切れ目1.5mmの視標(ランドルト環)を5mの距離から見て、
切れ目が見分けられるとき、視力1.0となります。
切れ目の2点でできる角度を視角と呼び(下図参照)、それを逆数で表したものが視力です。



ランドルト環



※1’: 1分と呼び、1度の60分の1の角度です。視角分の1が視力を表わします。
     したがってこの場合、1/1’で視力1.0となります。
     この角度が2分になれば、1/2’で視力0.5ということになります。



 調節について


人間の目は、いろいろな距離のものにピントを合わせることができます。
この能力を調節と呼びます。
調節が働くと、目の中の水晶体と呼ばれるレンズが膨らんでピントは近くに合い、
近くのものがはっきり見えます (下図参照)。



調節(ピント合わせ機能)


近くのものを見ると毛様体筋の収縮によって
目の中の水晶体が膨らんで調節が働き、ピントが合います。


遠方視時近方視時
遠方視時近方視時



■ 老眼について


老眼若いうちは、水晶体が柔軟なので、
いろいろな距離のものにピントを
比較的楽に合わせることができます。
しかし、年齢とともに水晶体は硬くなり、
膨らむことにより
ピントを近くに合わせることが
困難になります。
この状態を老視(老眼)と呼びます。

老視になると、調節力の低下に伴い近くのものにピントを合わせることが困難になり、
新聞や雑誌など手元のものが見づらくなります。
一般に45歳前後からこうした症状が出始めます。
無理をして近くを見ようとすると頭痛や肩凝りなどの原因になりますので、
適切な老眼鏡(近用の眼鏡または遠近両用の眼鏡)や
遠近両用のコンタクトレンズなどで低下した調節力を補うようにします。

遠近両用の老眼鏡には、遠用と近用の異なる度数が入った二重焦点の老眼鏡や、
遠用から中間、近用の度数を徐々に入れた累進屈折力型のものなどがあります。
また、遠近両用のコンタクトレンズもあります。
一般に調節力は年齢と共に次第に低下していきますので、見づらくなったら
老眼鏡や遠近両用コンタクトレンズの度数を変更する必要があります。



 屈折異常について


近視(近眼)、遠視、乱視といった目の状態を総称して屈折異常と呼びます。
屈折異常は、調節を全く働かせないとき、つまり、
目が最高にリラックスして水晶体が最も薄い状態(無調節状態)のときに、
ピントがどこに合うかで分類されます。



眼球の構造(模式図)



■ 正視

無調節状態で遠くを見たときに網膜上にピントが合う状態を、
屈折異常のない状態、つまり正視といいます。
したがって、正視の人は遠くのものがよく見えます。


正視



■ 近視

無調節状態で、遠くからの光が網膜の前にピントが合ってしまう状態を近視といいます。
つまり、近視の人は遠くのものをはっきり見ることができません。
そして、近視の程度が大きくなるほどピントは網膜よりさらに前方に合い、
遠くのものは一層ぼやけて見えます。


近視と遠視



■ 遠視

近視とは逆に、無調節状態のとき、
遠くからの光が網膜の後ろでピントが合う状態を遠視といいます。
近視と同様、この状態では遠くのものははっきり見えません。
ただし、調節をすることにより、水晶体を膨らませ、
自分でピントを網膜上に持ってくることができる場合は、はっきり見えます。
ですから、多少遠視があっても、調節力がある若い人であれば自分の力でそれを補い、
遠くのものをはっきり見ることができるのです。
視力が良い状態(2.0など)を遠視と思っている人が多いようですが、
それは必ずしも正しくはありません。


■ 乱視

乱視とは、無調節状態のとき、
遠くからの光が目の中のどこにも一点で焦点を結ばない状態のことをいいます。
近視や遠視は焦点が網膜上にはありませんが焦点は一点に結ばれています。
それが乱視と異なる部分です。
乱視は、主に角膜(黒目)の歪みによって起こります。
歪みのない角膜が野球のボールのような球状であることに例えると、
歪んでいる角膜はラグビーボールのようにつぶれた形をしているといえば、
イメージしやすいかもしれません。


乱視のない目&乱視の目



肩こり乱視があるというと、
何かとても目が悪いような印象を受けるかもしれませんが、
乱視は多かれ少なかれほとんどの人にあります。
それを矯正する必要があるかどうかが重要なのです。
これは、眼科で検査を受けなければわかりません。
角膜の歪みが大きくなり、乱視が強くなると、
どの距離のものもはっきり見えにくくなったり、
二重に見えたりするばかりか、
頭が痛くなったり、肩が凝ったりすることなどもあります。



 屈折異常によくある質問


■ 仮性近視って何ですか?


仮性近視は最近では偽近視といいます。
偽近視とは、近くを長時間凝視し続けた場合に調節が一時的に緩まなくなり、
遠くのものがはっきり見えない状態で、一過性の近視状態といえます。
小・中学生によく見られます。
近視と違う点は、近視は調節をしない状態、
すなわち遠くを見たときに網膜よりも手前でピントが合ってしまいます。
一方、偽近視は近視でないのにかかわらず、遠くを見たときにも
調節が働いたままの状態になることでピントが網膜の手前に合い、
丁度近視と同じ状態になるものです。
しかし、目がリラックスした状態になればもと通りになる一過性のものです。
偽近視なのに近視用の眼鏡やコンタクトレンズを使用してしまうと、
必要以上に調節が働いた状態でものを見ることを強いてしまうことになります。
その結果頭痛などの原因になることもあります。
また、本当の近視になってしまうこともあります。
そのため、偽近視であるか本当の近視なのかを見極めることが大切となります。
それには眼科に行って先生によく見てもらうようにしましょう。


■ 視力の矯正はいくつ頃から始めたら良いですか?

屈折異常の程度などによって異なります。
視力の発育は一般にだいたい4~6歳で完成されるといわれています。
視力低下がみられたら眼科で検査を受けられるとよいでしょう。
小さな子供では、周囲の人から視力が良いかどうかが
分からないこともありますから注意が必要です。
そして、視力低下が屈折異常によるものであるのか、
他の視機能障害や目の病気によるものであるかを判別してもらってください。
視力不良の原因が屈折異常の場合、
視力発達に影響を及ぼす恐れのある遠視や乱視は、
できるだけ早く(視力発達時期が終わらない内に)矯正します。
近視は程度にもよりますがそれほど急ぐ必要はありません。
眼科医に相談して、適切な対応をとることが重要です。


■ 老視と屈折異常:近視の人は老眼にならないのですか?

読書をする老人老視は、近視の人もなります。
さらに言えば遠視の人も正視の人もなります。
老視は、ピントを
手前に持ってくる力が弱くなって、
近くのものがうまく見えなくなる状態のことです。
ただ、程度にもよりますが、
近視の人は裸眼では近くはよく見えるので、
老視になっても、
その症状が感じられないことが多いのです。
近視の人でも、
眼鏡やコンタクトレンズで矯正して正視の状態にすると、
45歳頃になると、やはりそのままでは近くが見えにくくなります。


■ 弱視って何ですか?

弱視とは、小さい頃に
目の奥にあるものを見るための細胞が十分発達しなかったために、
その後、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力が出ない状態のことをいいます。
強度遠視や強度乱視、先天性白内障などをそのままにしておいたために、
視力発達時期に網膜に鮮明な像を結ばない状態が長く続くと
弱視になることがあります。


■ 眼鏡やコンタクトレンズをすると近視が進むのですか?

眼科に行く女性眼鏡やコンタクトレンズをするから
近視が進むということはありません。
近視は、目の成長やホルモンの影響、
そして目の使い方などの
いろいろな要因が複雑に絡み合って
進行するといわれています。
程度によっては、
近視を矯正しない方が
よいこともあるでしょうし、
矯正する場合でも
近視を完全にゼロにするまで矯正をしない方がよいこともあります。
一般的には、見えないことによる日常生活上の不便さや危険性を考慮して、
放置せずに適切な矯正は行なったほうがよいと思います。